モノは、時間が経つとどんどん劣化していきます。
もちろん、素材、温度や湿度、保管の仕方、メンテナンス等で、劣化の程度は変わりますが、時間という流れには逆らえません。
そこで、私が片付けで気付いた、もったいないから取っておく方が実はもったいない、時間が経つと酷く劣化していくモノ4選をご紹介します。
もったいないからと取っておいても、いざ使おうと思ったらカビてて使えない・・等、こんな経験ないですか?
長く良いモノを使い続けるにはメンテナンスが必要ですし、時間と共にすぐ劣化してしまう素材はなるべく避けたいですよね。
お片付けをして、昔のモノを引っ張り出して触ってみると劣化の具合が顕著です。
うわっ傷んでる!と気付いたなら、それだけの時間、完全放置していたという事でもあります。
そういったモノ、もったいないからって取っておくべきでしょうか??
時間と共にどんどん劣化するモノ4選
これは一生使いたいと思うモノなら、時間と共にどんどん劣化していく様なモノは避けた方がいいに決まっています。
買っておしまいではなくメンテナンスも必要ですが、以下の素材が使用されているモノは短命だと分かった上で買い物することをオススメします。
合成皮革(合皮)が使われているモノ
合成皮革(合皮)とは、布地にビニールやプラスチック成分をコーティングして本革製品に似せて作られている素材です。本革と比べて安価、軽く、耐水性も良いので大量生産に向いていて、身近な色々なモノに使用されています。
なので、手頃な小物、鞄、靴など、合皮素材だらけ。
この合皮素材、もうやばい位に時間と共に傷みます(私の保管の仕方が悪かったのせいでもあると思いますが・・・)。
見た目は何ともないから、大丈夫と思ったのも束の間、触ってみると、ベタベタ、ボロボロ。触れただけでニュルッと表面が剥がれたり、なんなら少し変色もしている。合皮と合皮がベタッとくっついてしまっていたりもしました。
バッグ
合皮の鞄は、新品で使ってないモノでも表面がベタベタになっていてボロボロに。
鞄に付いていたちょっとした飾りやチャームも合皮製でネトネト・・・
使用しているバッグを除いて、持っていた合皮の鞄は、ほぼ全捨てになってしまいました。
靴
靴も、外見は大丈夫でも足を入れる内側に合皮部分があり、試しに履いて脱いだ後、足にボロボロと剥がれた合皮がついてしまっていて・・・
もうこんな状態じゃ、履けても脱げない。
他にも、履いて歩くとソールやヒール部分がガバっと外れてしまったり。これ外出中になると最悪。
使用している靴を除いて、持っていた合皮が使われていた靴、結局ほぼ全捨てになってしまいました。
財布
合皮製の財布も、何だか表面がねっとりしっとりしてきている状態のものがありました。
劣化し始めているサインです。ヤバイ!と思い、使い始めるとすぐに表面が剥がれてきましたね。
ビニールが使われているモノ
ビーチグッズ、プールグッズを久しぶりに出してみると、ビニール同士がピッタリくっついていました。
ビニール自体、もっと柔らかかったはずなのに、少し硬くなっていたり。見えない様な小さな穴も空いてきているかもしれません。
耐水性が良いので、水関係のシーンでよく使われますが、質が劣化していると命に関わるかもしれないので、長年持ち続ける素材では無いですね。
ゴム素材が使われているモノ
スーツケースの駒 → 駒の外周のゴム部分が劣化してひび割れ
靴底(ソール) → 割れてボロボロ、ソールごとガバッと外れる
輪ゴム → 輪ゴムがベトベトになって張り付いていた
消しゴム、吸盤 → 表面がニュルニュル、ベトベトに
などなど、書き出したらキリがありません。思い当たるものがあれば、一度触って確認してみて下さい。
接着剤が使われているモノ
布製品で接着剤が使われているとその部分が経年劣化でシミのように変色してきます。鞄や靴の内側、壁紙など以外でも、そんなところに?と思う場所にも接着剤って使われているんです。
布製品じゃなくても、時間が経つと接着力がなくなって剥がれてきたり、接着剤がガムのようにネチョネチョになっていたりしました。
傷んだモノから分かった3つの事
価格が安いから劣化も仕方ないとは思いますが、それ以上に傷んだモノから身に染みて分かった事は以下3つ。
- 押し込んであるだけで使ってないから、より一層劣化も進み、それにも気付かなかったという事(モノの管理や把握ができていない)
- お金を出して買ったものを家に溜め込んで、結局ゴミにしただけという事(衝動買い、無計画にモノを買っていた)
- なんて勿体無いことをしてしまったんだという事(モノを詰め込んでいたスペースが無駄、お金も無駄になった)
適量を持ち、モノをきちんと管理できていればこんなことにはならなかったでしょう。こんなに状態になるまで、全く気付かずに放っておいた自分を酷く責めましたし、ため息しか出ませんでした。
でもね、ここから学んでこれからに活かしていけば良いんです。私には痛い勉強代でしたが、この痛みを味わったことで、これからのお金の使い方、モノの管理の仕方が大きく変わることになりました。
要らないものを取っておくほうが、実はもったいない
以上で紹介したモノたちのように、時間とともにモノは劣化していきます。質がどんどん下がるのです。
そんなモノを沢山押し込めている空間、それをストレスに思う事がかえってもったいない!!
「また必要になるかも・・・」
もし必要になったとしても、
それがその時に使える事にも気付けないし・・(モノが沢山ありすぎて管理できていない為)
引っ張り出しても、シミができたり劣化していて、使用するには掃除や新たな手間が必要になる・・(メンテナンスもせずに放ったらかしな為)
形やデザインが時代遅れになっている・・
だから、結局その時に欲しいモノを買うということになるのではないでしょうか?
以上のことを理解できれば、もったいないからとモノを単に溜め込むことが、実はもったいないということに気付けます。
最後に
「時間が経つとどんどん劣化するモノ4選」と「要らないものを取っておくほうが、実はもったいない」でした。
なので、もったいないと思うなら今使いましょう!
モノだけでなく、人間もメンテナンスせずにいるとモノの様にボロボロになってしまいますから、身体的精神的にも健康でいれるようにケアをして大事にしていかないといけないですね。
お片付けから学ぶこと、本当に多く、とても深く、そして、色々な事につながっていきます。
コメント